“青エク”主演の岡本信彦、走って叫んで「記憶が飛んだ」
2012年12月28日 14:38
[映画.com ニュース] 人気アニメを初めて映画化した「青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版」が12月28日、全国183スクリーンで封切られ、東京・池袋シネマサンシャインで初日舞台挨拶が行われた。主人公・奥村燐役の岡本信彦をはじめ、劇場版のオリジナルキャラクターを演じる釘宮理恵、木内秀信ら人気声優が勢ぞろい。岡本は「走ったり叫んだりするシーンが多くて、無我夢中だった。後半は疲れすぎて記憶が飛んだ」とこん身のアフレコを振り返った。
「ジャンプスクエア」連載の人気漫画をアニメ化し、2011年4月から10月にかけて放送された「青の祓魔師(エクソシスト)」の劇場版。自身がサタンの息子だと知った少年・奥村燐が、さまざまな困難を乗り越えてエクソシストとして悪魔に立ち向かう姿を描き、劇場版では幽霊列車(ファントムトレイン)の暴走事故に端を発する新たなバトルが繰り広げられる。
物語の鍵を握る少年の悪魔・うさ麻呂を演じた釘宮は「キャラクターが丁寧に描かれた作品で、私も自然とうさ麻呂として参加することができた。とても後味がいい作品」。木内はエリート一族出身のエクソシスト・リュウを演じ「いい作品に恵まれているなと思う。2回マジ泣きしました」とシリーズ初参戦の感想を語っていた。
舞台挨拶にはメガホンをとる高橋敦史監督、原作者の加藤和恵氏も登壇し「今日から公開ということで、まだ消化できない部分もある」(高橋監督)。加藤氏は本作の美術監督を務める木村真二氏(「スチームボーイ」「鉄コン筋クリート」)の大ファンだといい、「作品を立ち上げたときも、木村さんの作品を参考資料にしたほど。不思議な縁を感じます」と感慨しきりだった。