ゴールデングローブ男優賞候補のリチャード・ギア主演作、日本公開決定

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［映画.com ニュース］　リチャード・ギアがゴールデングローブ賞主演男優賞（ドラマ部門）にノミネートされた「Arbitrage」の日本公開が決定。「キング・オブ・マンハッタン　危険な賭け」の邦題で、2013年3月23日に公開される。

同作は、巨額の負債を背負ったビジネスマンをめぐるサスペンススリラーで、ギアはニューヨーク・マンハッタンでマネービジネスの成功者として全米から注目を集める投資家ロバート・ミラーを演じている。

ロバートはロシアの銅山へ出資するが巨額の損失を出してしまい、監査から隠ぺいするため友人ジェフリーから緊急に4億ドルあまりを借りうける。その間に会社を売却しようとするが、それもうまくいかず、ジェフリーからの返済要求にもこたえることができずにいた。そんな時、愛人のジュリーと別荘へ向かったロバートは不注意で交通事故を起こしてしまい、同乗していたジュリーが即死。ロバートは事故現場から逃げ去るが、その姿を目撃されていた。

巨額の損失から始まり隠ぺい、過失、逃亡、黙秘、誤算など息をもつかせぬ展開が次々と巻き起こる。12月14日（現地時間）に発表された第70回ゴールデングローブ賞では、ギアが主演男優賞（ドラマ部門）にノミネート。ギアは過去に「シカゴ」（02）で同賞の主演男優賞（コメディ／ミュージカル部門）を受賞、「プリティ・ウーマン」（1990）、「愛と青春の旅だち」（82）でもそれぞれノミネートを受けている。

監督は今回が長編デビュー作となるニコラス・ジャレッキー。共演にスーザン・サランドン、ティム・ロスら演技派がそろう。