オルセン姉妹の実妹が主演 カルトからの脱走とその後を描いたサスペンス作予告公開
2012年11月7日 15:00
[映画.com ニュース] ドラマ「フルハウス」で知られるメアリー=ケイト&アシュレー・オルセン姉妹を姉に持つ若手女優、エリザベス・オルセンが主演、サンダンス、カンヌを皮切りに世界の映画賞35部門を席巻した、29歳の新人監督ショーン・ダーキンの長編デビュー作「マーサ、あるいはマーシー・メイ」の予告編が、このほど公開された。
プリマの狂気を描いた「ブラック・スワン」で、ナタリー・ポートマンにアカデミー賞主演女優賞をもたらしたフォックス・サーチライトによって製作された本作は、マーサという若い女性がカルト集団から脱走し、マインド・コントロールから逃れようともがく2週間を描いたサスペンス。ダーキン監督が友人の体験談をもとに書き上げ、現代社会で自分を見失い、居場所と役割を求めてさまよう若者の真実に迫る。
予告編ではマーサが姉に電話をかけるシーンからスタート。姉のおかげで普通の社会に戻ったマーサだったが、カルトのリーダーにマーシー・メイという別の名前を付けられ、カルトの掟(おきて)に沿って過ごした日々の記憶が頭から離れず、現在と過去、現実と幻想の区別がつかなくなっていく様を緊張感あふれる映像で映している。
「マーサ、あるいはマーシー・メイ」は2013年2月、シネマート新宿ほか全国で公開。