夏川結衣、十朱幸代との再共演に満面の笑み

［映画.com ニュース］女優の夏川結衣が11月1日、主演するWOWOW放送のドラマWスペシャル「尋ね人」の完成披露試写会に共演する十朱幸代、志田未来、満島真之介、安田顕、演出を手がける篠原哲雄監督とともに出席した。

谷村志穂の同名小説を原作に、夏川は死期が迫った母親の「50年前に突然消えた恋人の行方を調べてほしい」という願いをかなえるため奔走する娘・李恵を演じた。「娘としては、父親以外の男性を探してほしいと言われて驚きと抵抗がある。でも親がどんな人を好きになり、どんな青春を送ったのか、子どもは知らないもの。ハードな撮影だったが、とても新鮮だった」と述懐した。

一方、母親・美月を演じる十朱は「もし自分が同じ立場だったらと考えた。体は病んでいたが、心の中では恋する乙女の気持ちが膨れ上がった」。夏川と十朱が母娘を演じるのは、NHK総合で2008年に放送された「トップセールス」以来2度目で「お互い笑い出すと止まらないタイプ」（夏川）、「穏やかな明るさに助けていただいた」（十朱）と再共演を喜んでいた。

志田と満島が、50年前の美月とその恋人を演じており「セリフの美しさが印象的」（志田）、「時代は違っても、若者が抱く悩みは同じだと知った」（満島）。安田は、夏川との“ベッドシーン”を「とてもサバサバした方なので、こちらが緊張しているヒマもなかった」と照れくさそうに振り返っていた。

ドラマWスペシャル「尋ね人」は11月3日、WOWOWプライムで無料放送。