「マトリックス」ウォシャウスキー“姉”、新作PRで性転換後の姿を披露

写真：Splash/アフロ

［映画.com ニュース］　新作「クラウド・アトラス（原題）」で、共同監督を務めたラナ＆アンディ・ウォシャウスキー（「マトリックス」シリーズ）とトム・ティクバ（「ラン・ローラ・ラン」）が、プロモーションのため動画インタビューに応じた。

米ゲイ・カルチャー誌アドヴォケートによれば、約10年前から性転換する計画を明かしてきた元ラリー／現ラナが、カメラの前に姿を現すことは珍しく、弟アンディとティクバ監督に挟まれて「ハーイ、ラナです」と自己紹介。ピンクのドレッドヘアにノースリーブのグレーのドレスを合わせ、女性らしいセクシーなスタイルで登場した。

新作は、デビッド・ミッチェルの同名小説を映画化するもので、時代も舞台も異なる複数の物語が交錯する。動画のなかでラナ＆アンディ、ティクバ監督は、ドラマ・コメディ・ロマンス・アクションといったさまざまな要素が盛り込まれた、これまで誰も見たことがない壮大でジャンルを超越した作品を作りたいと思っていたところ、ミッチェルの原作と出会ったと企画の発端を説明。そこから1年かけて、3人でストーリーを練り上げたそうだ。原作者ミッチェルも絶賛する脚本が仕上がり、さらにキャスティングや製作費の確保といった難関を乗り越え、ようやく完成した意欲作だと熱く語っている。

「クラウド・アトラス（原題）」はトム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、ジム・スタージェス、スーザン・サランドンら豪華キャストが出演。10月26日に全米公開される。