今井翼＆金子みすゞ役・上戸彩の2ショット画像が本邦初公開！

［映画.com ニュース］　「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサー念願の企画、TBS系スペシャルドラマ「金子みすゞ物語－みんなちがって、みんないい－」に主演する上戸彩と今井翼の2ショット画像が、このほど初公開された。

東日本大震災後にACジャパンのCMで再評価された、大正末期～昭和初期の童謡詩人・金子みすゞに上戸が扮し、今井は実の弟ながらそうとは知らず姉を愛してしまう正祐を演じる。ふたりの純愛を軸に、26歳の短い人生だったみすゞの波乱万丈だった生涯を描いていく。

石井プロデューサーは25年来のみすゞファンで、11年前に制作した「明るいほうへ　明るいほうへ」とは異なる“純愛の視点”に焦点を当てているため、初公開された2ショット画像は、今作の魅力を伝えていくうえで特別な意味をもつ。ふたりのキャスティングについては、「みすゞは上戸さんしかないと心に決め、1年間かけてスケジュールを調整しました。今井さんとは初めての仕事ですが、彼のステージをずっと見てきて、弟役は彼しかいないと思っていました」と語る。

撮影にも強いこだわりをみせ、みすゞの詩の世界を視聴者にも体感してもらいたいという意図があり、主に屋外のシーンはみすゞの生まれ育った山口・仙崎でロケを敢行した。屋内のセットも、大正時代の街並みを忠実に再現。詩を投稿していた文芸誌「婦人画報」「童話」など細部にまでこだわり、そこに生きる人々の息吹を感じることができる。

語り継がれる女流童謡詩人の青春時代から結婚、そして死まで、その詩を散りばめながら描く今作は、2月に急逝した脚本家・清水曙美さんの遺作となった。上戸、今井のほか、西郷輝彦、高島礼子、奈良岡朋子、駿河太郎、西原亜希、泉ピン子、松村雄基、小林実由、大和田美帆、丹羽貞仁、岡本信人らが出演する。

「金子みすゞ物語－みんなちがって、みんないい－」は7月9日、午後9時からTBS系で放送。