沢尻復帰作の主題歌はあゆの名曲「evolution」 新ポスターも公開
2012年4月26日 05:00
[映画.com ニュース] 歌手の浜崎あゆみが、沢尻エリカの5年ぶりの銀幕復帰作「ヘルタースケルター」の主題歌に、「evolution」を提供したことがわかった。同楽曲は、2001年にリリースされた浜崎の20枚目のシングル。今作のテーマと世界観が一致したことから、主題歌に決定した。
蜷川実花監督は今作のテーマは「東京という街に消費されながらもしなやかに立ち続ける女性を描くこと」だと説明し、「このテーマに合う日本のアーティストは浜崎あゆみしかいないと思います」ときっぱり。そして、「好きな人も嫌いな人も一瞬聞いただけで浜崎あゆみとわかり、そしてメロディを口ずさめる。それは素晴らしいオリジナリティと消費されなかった力強さの証明です」と太鼓判を押した。
ラブコールを受けた浜崎は「蜷川監督たっての希望ということと、同じ事務所の後輩であるエリカの大切な作品ということで喜んでお受けしました」と明かし、「私自身とても思い入れのある曲ですし、こうして2012年に新たに聞いていただける機会を得ることができたので、多くの方の印象に残るとうれしい」と語った。昔から浜崎のファンだという沢尻は、「今回テーマソングにあの『evolution』が使われると聞いて大変喜んでいます。こうしてayuさんの楽曲でさらに花を添えていただけたことで、より魅力的な作品になったと思います」と歓喜のコメントを寄せた。
あわせて公開されたポスタービジュアルは、蜷川監督が撮り下ろした特写を使用。巨大なくちびるが映し出されたりりこの部屋を舞台に、沢尻扮するりりこが挑発的な表情を浮かべる。蜷川監督らしい極彩色を基調に、見る者に強烈なインパクトを与えるデザインに仕上がった。4月28日から全国の劇場で掲示される。
「ヘルタースケルター」は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した、岡崎京子の同名コミックを実写映画化。全身整形によって手に入れた究極に美ぼうを武器に、欲望渦巻く芸能界を駆け抜けるりりこの姿を描く。沢尻をはじめ大森南朋、綾野剛、水原希子、新井浩文らが共演。7月14日から全国で公開。