小西×真木×池脇、山田孝之の婚約指輪は誰のもの?
2011年10月4日 11:31
[映画.com ニュース] 山田孝之主演で、芥川賞作家・伊藤たかみの小説を映画化した「指輪をはめたい」の予告編を、映画.comが独占入手した。山田扮する主人公・片山輝彦が失った、恋人の記憶にまつわる秘密が盛り込まれている。
「檸檬のころ」(2007)で長編デビューを飾った岩田ユキ監督が、脚本を兼ねた。山田をめぐりバトルを繰り広げる3人の女性を小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴が演じる。園子温監督作「ヒミズ」で主演に抜てきされるなど、目覚ましい活躍を見せる二階堂ふみが、謎(なぞ)の少女エミ役で出演していることでも話題だ。
記憶喪失になってしまった29歳の営業マン・片山の前に、知的でクールな会社の先輩(小西)、営業先のセクシーな風俗嬢(真木)、古風で家庭的な人形劇師(池脇)が“恋人”として現れる。タイプの異なった3人の女性の魅力に翻ろうされながら、プロポーズの相手を思い出そうと奔走する姿を描く。
予告編は、記憶を取り戻すため3人の女性とデートを繰り返す片山が、恋人と過去の記憶の間で揺れ動く。片山の「僕の記憶から花嫁が消えた」というナレーションと、闇の中に飛んでいく婚約指輪が、記憶を失った独身男の焦りを強調。発端となったスケートリンクでエミからアドバイスを受け、真実に近づく様子をファンタジックに表現した。
「指輪をはめたい」は、11月19日から全国で公開。