「指輪物語」J・R・R・トールキンが主人公となる小説、映画化へ

2011年8月18日 11:24


「指輪物語」作者のJ・R・R・トールキン
「指輪物語」作者のJ・R・R・トールキン

[映画.com ニュース] 「ホビットの冒険」「指輪物語」の著者として知られる、英作家J・R・R・トールキンを主人公にした小説「マークウッド(Mirkwood: A Novel About JRR Tolkien)」の映画化が企画されていることがわかった。

米ハリウッド・レポーター誌によれば、「マークウッド」の原作者スティーブ・ヒラードが、米EMOフィルムズと共同で映画化にあたるという。タイトルのマークウッドは、「ホビットの物語」に登場する“闇の森”の名前。本作は評伝ではなく、トールキンの世界と原作者オリジナルの設定が混じり合うフィクションで、トールキンはあくまでもそのキャラクターのひとりとして登場する。

今年1月に刊行された本作をめぐっては、トールキン財団が権利侵害にあたるとして訴えを起こしたが、その後、作者とのあいだで和解が成立した経緯がある。今後、映画版もあくまでも「フィクション」として製作されることが前提となりそうだ。

なお、「ホビットの冒険」をピーター・ジャクソン監督が映画化する「ホビット」2部作が、現在ニュージーランドで撮影中だ。ワーナー・ブラザースが世界配給を手がけ、第1部は2012年12月、第2部は2013年12月に公開される。

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