吉本興業、大阪で沖縄で……懸命な募金活動を展開

［映画.com ニュース］　吉本興業が、3月15日から所属の芸人、タレント、社員を総動員し、11日の東日本大地震で被害を受けた被災者への募金活動を展開している。なんばグランド花月を含む大阪4カ所、ルミネtheよしもとを含む東京5カ所、名古屋・サンシャインスタジオの計10カ所で行われ、これまでの5日間で約1560万円の募金が集まった。

なんばグランド花月では、5日間で約816万円の義援金が寄せられた。16日には、100万円をふたつの封筒に入れて持参した人の姿も。各劇場とも、当日出番のない芸人、タレントが率先して活動に参加しているそうで、今後も被災者へ届けるための活動を続けていくという。

また、22日の開幕に先駆け、カウントダウンイベントが沖縄・那覇で行われている第3回沖縄国際映画祭。同イベントのメイン会場となる桜坂劇場でも、舞台挨拶に登壇した芸人が終了後、そのまま劇場入り口で募金活動を行っている。この日は、「はんにゃ」の金田哲と川島章良、なだぎ武、椿鬼奴らが、募金するファンに深々と頭を下げた。

金田は「全力で、ひとつひとつできることをやっていく。被災されたお子さんが夜、眠れないことが多いと聞いています。早く元気な笑顔を取り戻せるよう協力してやっていきたい」と真しな面持ちで語っていた。22日から会場を宜野湾・沖縄コンベンションセンターに移す同映画祭は、閉幕する27日までさまざまなチャリティ活動を続ける。