小泉今日子＆永瀬正敏16年ぶり2ショット披露

［映画.com ニュース］　小泉今日子と永瀬正敏が1月20日、主演映画「毎日かあさん」の完成披露試写会に出席。2人がそろって公の場に登場するのは、1995年2月の結婚会見以来、約16年ぶり。04年2月に離婚した2人の本格的な共演は、02年に放送されたドラマ「私立探偵　濱マイク」以来となる。

9年間連れ添った小泉と永瀬は、劇中で親子を演じた子役の矢部光祐と小西舞優、小林聖太郎監督、原作者の西原理恵子とともに登壇した。2人の姿を確認した場内のファンは、大歓声で出迎え。小泉は、「世のお母さんたちを応援するような作品になったと思います」と満面の笑みを浮かべた。

一方、故鴨志田穣さんを演じた永瀬は、全身をがんに侵され、抗がん剤に毛髪が抜け落ちてしまうシーンのために2週間で12キロの減量に臨んだ。それでも、「役者として当たり前のこと。今回はどんな芝居をするかよりも、鴨志田さんのファンの方々に対しても失礼のないよう、全身全霊でやるしかないと思った」と納得の表情。そんな永瀬を、西原は「私しか知らない鴨志田を演じてくれた。私しか知らない仕草をどうして知っているんだろうと思った」と感慨深げだった。

小泉は、もともと西原作品の大ファン。主演のオファーを受けたときは「いやいやいや、やらなくていいんじゃない？　西原さんにはかなわないもの」と振り返った。そんな小泉に対し、西原は「私が知っている、輝いているキョンキョンじゃなくなっていた。ばっちい汚れの仕事もできるんですね」と最敬礼だった。

同作は、シリーズ累計発行部数170万部を突破する西原の人気漫画を映画化。西原家で実際に起こったエピソードをもとに、漫画家のサイバラ、元戦場カメラマンの夫カモシダ、6歳の息子、4歳の娘が織り成す笑いあり、涙ありの日常生活を描く。

「毎日かあさん」は、2月5日から全国で公開。