安倍なつみ、安倍元首相は「お父さんのような存在」

［映画.com ニュース］　元モーニング娘。の安倍なつみが12月22日、東京・下北沢本多劇場で上演されるBS-TBS開局10周年記念舞台「安倍内閣」の公開舞台稽古に臨んだ。劇中ではりりしい“モーニング”姿で総理大臣役に挑戦。「ただでさえ忙しい年末年始に来ていただくので、笑いと涙で日常を忘れて、本多（劇場）の生っぽさを楽しんでもらいたい」と語った。

同舞台は、元人気女優の安倍ナツミ（安倍）が、総選挙の公示直前に急死した夫（風間トオル）の遺志を継ぎ、日本初の女性総理大臣を目指すハートフルな“政界ラブコメディ”。

苗字が安倍晋三元首相と同じだという理由で企画され、安倍は役づくりのために、安倍元首相と直接対面を果たした。「すごく柔らかで優しい方。うちのお父さんと同じ歳なんですよ。だから私にとってお父さんみたいな存在です」と親近感を覚えた様子。安倍元首相からは、「政治家は言葉に責任をもって発言しないといけない」とアドバイスされ、「長ゼリフや専門用語も多いので、かむわけにはいかない」と本番を直前に控え、気持ちを引き締めた。

風間は政界に進出する妻を支える“幽霊”役。緊張を隠しきれない安倍とは対照的に「今日は落ち着いてできましたね。今後も日々クリエイティブ面でもっと良いものにしていければ」と余裕の表情。当初は幽霊役とあって、動きの少ない芝居を目指したが「結構しゃべるんで、棒立ちってわけにもいかない。あっちに行ったり、こっちに行ったり意外と忙しいですよ」。安倍との結婚生活に「安倍さんが奥さんだなんて、それだけで楽しい生活ですよ」とご満悦だった。

モーニング娘OGの保田圭と久住小春が出演するほか、井田國彦、あいざわ元気、肥後あかね、新井康弘が共演する。

「安倍内閣」は、東京・下北沢本多劇場で12月22～27日に公演。