キューブリック「2001年宇宙の旅」、17分間の未公開映像が発見
2010年12月20日 11:59
[映画.com ニュース] スタンリー・キューブリック監督の傑作「2001年宇宙の旅」(1968)からカットされた、17分間の未公開映像が発見されたことが明らかになった。
同作のSFXスーパーバイザーを務めたダグラス・トランブルが明かしたもので、フィルムは米カンザス州の岩塩坑内にある米ワーナー・ブラザースの地下保管庫で発見された。トランブルによれば、ワーナーが未公開映像を公開もしくは何らかの形で使用するかは不明だが、フィルムの保存状態は完璧だという。
米映画サイトIMDbによれば、「2001年宇宙の旅」のランニングタイムは当初160分だったが、キューブリックが19分カットし、141分の作品として公開された。今回、発見されたフィルムはその一部ではないかと推測され、第1章「人類の夜明け」や、ディスカバリー号内のボウマンやプールの登場シーンの追加フッテージが含まれると見られている。