カニエ・ウェストが監督デビュー

写真：Globe Photos/アフロ

［映画.com ニュース］　米ラッパーのカニエ・ウェストが監督デビューを果たしたミュージックビデオ「ランナウェイ」が、10月23日にリリースされた。

映像は約34分におよび、11月22日に全米発売されるウェストの新アルバム「マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー（原題）」に含まれる9曲を収録。ウェストが運転する車の前に、モデルのセリタ・エバンクス演じる美しい不死鳥が現われ、彼女が地球で目にするさまざまな出来事に驚きや喜び、戸惑いを覚える様子が描かれている。

2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでテイラー・スウィフトの受賞スピーチに乱入し、大バッシングを受けたウェストだが、この不死鳥は今回の新アルバムで再起を試みるウェストのメタファーと見られている。

米JustJaredによれば、ウェストは「（MTVの件で）ツアーもファッションブランドも中止になった。母親も亡くなった。今回の映像さえ非難された。だけど、俺はスターだ。他人の意見なんかどうでもいい」と語り、カムバックに意気込んでいる。

ウェストは先日、下アゴの歯にダイヤモンドの装飾を施してTV番組に出演し、話題になった。また、新アルバムのカバーに採用した裸の男性と女性が横たわるイラストが、刺激的すぎるとの理由から米国内で使用禁止となり、イラストを変更するというトラブルが報じられた。