大政絢「相手を思いやるウソ」ならOK

2010年10月25日 13:29


かわいくて残酷、二面性を楽しんで
かわいくて残酷、二面性を楽しんで

[映画.com ニュース] 入間人間のライトノベルを映画化した「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」が10月25日、東京・六本木ヒルズで開催中の第23回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門で上映され、主演の大政絢染谷将太田畑智子瀬田なつき監督が舞台挨拶に立った。

同作は、10年前に起きた誘拐監禁事件の被害者みーくん(染谷)が、同じ被害者のまーちゃん(大政)を、ウソをつきながらも懸命に守り続ける姿を描くビターな青春ラブストーリー。

ワガママで乱暴な少女まーちゃんを演じた大政は、「ピュアで真っすぐな映画。色んな感情が描かれているので、最初から最後まで飽きない。ウソにも色々あるけれど、相手を思いやるウソならついてもいいと思った」とアピール。まーちゃんに一途な愛を捧げるみーくん役の染谷も、「かわいくて残酷な映画。その両面性を楽しんでほしい」。2人を殺人事件の容疑者と疑う刑事役の田畑は、「映像から風が吹いてくるような、新しい映画を見たという感じ。残酷なお話だけどサラっと見られる。完成を楽しみにしていた」と瀬田監督をねぎらった。

瀬田監督は商業映画デビューとなり、「とにかく全部が大変だったけど、スタッフ、キャストみんなが全力を出せる現場をつくってくれた。大胆な世界観の原作を、ラブストーリーをメインに再構築したので、その違いを楽しんでほしい。『これが映画だ!』という概念を壊す……までではないけど、かなり冒険した。柔らか頭で楽しんで」と訴えた。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」は、2011年1月22日から全国で公開。

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