西城秀樹、病気を乗り越え妻に感謝

2010年9月22日 19:15


妻には毎日「ありがとう」を欠かさない
妻には毎日「ありがとう」を欠かさない

[映画.com ニュース] 歌手の西城秀樹が9月22日、都内で行われた「メッセージ そして、愛が残る」(ジル・ブルドス監督)の試写会トークイベントに出席。大病を乗り越えた経験を踏まえ死生観について語った。

同作は、息子の死がきっかけで妻や娘と別れ、仕事に没頭してきた男ネイサンが、人の死期を予見するナゾの医師ケイに出会ったことから、人生に向き直る姿を描くドラマ。ネイサン役で「スパニッシュ・アパートメント」の仏俳優ロマン・デュリスが主演し、初の英語劇に挑戦。医師ケイ役でジョン・マルコビッチ、ネイサンの妻クレア役で「LOST」のエバンジェリン・リリーが共演している。

西城は「死がテーマだけれど、人間必ず死が待っている。その死をどのように安らかに迎えるか、いかに生きるかを伝えている。重たいテーマですが、温かいファンタジーな映像も気持ちいい。ラストはショックを受けるかもしれないけど、あらためて生きている時間を考えさせられる。最初から流さないで受け止めて」とPRした。

もし自分の死期が分かるとすれば「知りたいとは思わないし、(知ってしまったら)怖いけど、もし分かったら向き合うしかない。一生懸命残された時間を生きる努力をする」。また、2003年に脳こうそくで倒れてからは「素直になれた」と吐露。「家族ともできる限り接するようになったし、家族と過ごす時間が一番楽しい。そのために仕事も頑張れる。そのことに気づいてからは妻に頭が上がらないですけどね(笑)。『秀樹、感激!』というよりも『ありがとう』という気持ちです」と現在の心境を明かした。

メッセージ そして、愛が残る」は9月25日から全国で公開。

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