スティーブン・キング「ダーク・タワー」、映画3部作&TVシリーズで完全映像化

2010年9月10日 17:18


前代未聞の壮大な企画を構想
前代未聞の壮大な企画を構想

[映画.com ニュース] モダンホラーの帝王スティーブン・キングが自らのライフワークと称する大長編小説「ダーク・タワー」が、映画3部作およびTVシリーズとして映像化されることになった。

米Deadline Hollywoodによれば、このほど米ユニバーサル・ピクチャーズとNBCユニバーサル・テレビジョンのあいだで契約が成立。「ダ・ヴィンチ・コード」「ビューティフル・マインド」の監督ロン・ハワード、脚本家アキバ・ゴールズマン、製作ブライアン・グレイザーのトリオが映像化に取り組むことが決定した。なお、原作者キングもプロデューサーとして参加する。

「ダーク・タワー」は、何もかもが奇妙に歪んで荒廃した中間世界を舞台に、主人公の“最後のガンスリンガー”ローランドと仲間たちが暗黒の塔を探し求めて旅をするという全7部構成の壮大なダークファンタジー。

ハワード監督は、原作の世界を再現するには、映画とTVシリーズの両方で展開する必要があると考え、今回の前代未聞の試みに意欲を燃やしている。同監督が少なくとも最初の映画とTVの第1シーズンでメガホンをとる予定。計画としては、まず映画の第1部を公開し、その後第2部への橋渡しとなるTVシリーズのシーズン1を放送。さらに映画第2部の公開、TVのシーズン2の放送を経て、完結編となる映画第3部を公開する。映画とTVシリーズの両方を通して同じセットを活用し、同じキャストが出演するという一大プロジェクトだ。

キャストは現在のところ未定だが、ハワード監督は2011年1月公開予定の新作「ザ・ディレンマ(原題)」のポストプロダクション作業を終え次第、年内にも「ダーク・タワー」の準備に入るものと見られている。

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