川島海荷が声優初挑戦「息の芝居が難しい」
2010年8月31日 16:45
[映画.com ニュース] 女優の川島海荷が、米3Dアニメーション映画「ガフールの伝説」の日本語吹き替え版で、声優に初挑戦することが分かった。8月31日、都内スタジオで発表され、川島は同じく声優初挑戦となる市原隼人とともにアフレコ収録に臨んだ。
アメリカ国内だけで500万部を突破する人気ファンタジー小説を、「300 スリーハンドレッド」「ウォッチメン」のザック・スナイダーが映画化。人間が絶滅し、フクロウが高度な知能をもつ世界を舞台に、若きフクロウたちが、邪悪な組織「純血団」から王国を守ろうと、樹齢1万年の不思議な巨木に住むという伝説の勇者を探して旅に出る。
市原は、主人公ソーレンの吹き替えを担当。強い正義感と、天性のリーダー資質をもった若きメンフクロウだ。「勇気や希望をもった、まだ巣立ってない少年。家族思いな部分もあるので、そういった愛が表現できれば」と役づくりを語り、初の声優挑戦にも「(普段の演技とは)表現方法が違うだけ。声にすべてが込められるよう、熱意をもってやっていければ」と気合い十分だ。
一方、川島が演じるのは体は小さいが、頭脳明晰でソーレンを支えるサボテンフクロウのジルフィー役。初めてのアフレコに「普段はしない、息の演技が難しいですね。フクロウにちゃんと表情があるので、声にもしっかり表情をつけられるように頑張りたい」。自身が演じるジルフィー役について、「彼女のしっかりした部分を出していきたい。私自身はしっかりしていないので」と抱負を語った。そして「見ればきっと何かに挑戦したくなるはず」(市原)、「きっと勇気をもらえる作品になると思う」(川島)とアピールした。
「ガフールの伝説」は10月1日から全国で公開。