ミア・ファロー「ナオミ・キャンベルは知っていた」と証言

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［映画.com ニュース］　米女優ミア・ファローが8月9日、西アフリカのシエラレオネ内戦で戦争犯罪に問われている元リベリア大統領チャールズ・テーラー被告を裁く国際戦犯法廷に、証人として出廷。英スーパーモデルのナオミ・キャンベルが、1997年に「テーラー被告から大きなダイヤモンドをもらったと話していた」と証言した。

キャンベルとファローは97年9月、南アフリカでテーラー被告らとともに同国のネルソン・マンデラ大統領（当時）主催の晩さん会に出席。キャンベルは同5日の法廷で、「晩さん会の後に男性2人から汚ない小石の入った袋を受け取った」と話している。贈り主については分からないと証言しており、ファローの証言とは完全に食い違っている。

ファローは晩さん会の翌日、朝食の席でキャンベルが興奮した様子で「夜中にノックで起きたら、チャールズ・テーラーの使いの男性たちが私に巨大なダイヤモンドをくれたの」と語っていたことを証言。これにより今後の裁判の展開次第では、キャンベルが偽証罪に問われる可能性も出てきた。

キャンベルが受け取った贈り物はその後、南アフリカ警察が入手し、ダイヤモンドの原石であったことが確認されている。

裁判では、武器調達の資金源となり「血のダイヤ」と呼ばれたダイヤの原石の不正取引へのテーラー被告の関与が焦点となっている。