「BECK」豪華洋楽コンピレーションアルバムが発売

(C)ハロルド作石／講談社(C)2010「BECK」製作委員会

［映画.com ニュース］　ハロルド作石による累計発行部数1500万部の人気漫画を、堤幸彦監督が映画化した「BECK」の公開を記念し、洋楽コンピレーションアルバム「BECK the movie OFFICIAL INSPIRED BY...」の発売が決定した。

バンド活動に情熱を注ぐ高校生たちの成長や友情を描く同作は、オープニングに「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」、エンディングに「オアシス」という2大ロックバンドの楽曲を起用していることでも話題。原作も映画もロック音楽が物語の根幹にあり、その世界観を表現しようというのが今回のアルバムの目的だ。

オアシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」（映画主題歌）や「アイ・アム・ザ・ウォルラス（LIVE）」をはじめ、「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」の「ゲリラ・ラジオ」、「オフスプリング」の「カム・アウト・アンド・プレイ」、原作コミックにもバーの名前で登場し、映画の中でも挿入歌として使用される「ブラック・クロウズ」の「レメディ」など、有名アーティストの代表曲がズラリ16曲。その中には、ボブ・ディランの名盤「ブリング・イット・オール・バック・ホーム」のオープニングを飾る「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」や、ジャニス・ジョップリンの「ジャニスの祈り」といった、通常では許諾が困難といわれる大物アーティストの名曲も含まれている。

原作者のハロルド作石は、同アルバムに「皆さんはこのアルバムを聴いて、また、これを足がかりに色々なアーティストと出会ったときにどのように感じるでしょうか。僕自身はロックとは“真実へのアプローチ“ではないかと思っています」とコメントを寄せている。

「BECK the movie OFFICIAL INSPIRED BY...」は8月25日発売（税込2520円）。

「BECK」は、9月4日から全国で公開。