宮崎あおい&大竹しのぶ“母娘”、仲良くケーキ入刀

2010年7月28日 18:00


本物の結婚式さながら
本物の結婚式さながら

[映画.com ニュース] 宮崎あおい大竹しのぶが初共演を果たす「オカンの嫁入り」の完成会見が7月28日、東京・港区の明治記念館で行われた。宮崎と大竹をはじめ、共演の桐谷健太、絵沢萌子、國村隼呉美保監督が出席した。

“完成披露宴”と題されたこの日の会見は、宮崎と大竹ら女優陣は着物姿、桐谷と國村は礼服姿で登場し、結婚披露宴をイメージした本格的な演出。デビュー作「酒井家のしあわせ」が高評価を受けた呉監督がメガホンをとる同作は、咲乃月音が執筆した「さくら色 オカンの嫁入り」(宝島文庫)が原作。母娘2人で仲良く暮らしてきた家に、酔った母が金髪の男を結婚相手として連れてきたことで繰り広げられる騒動を、ハートウォーミングに描く。

宮崎は、大竹との共演を「人見知りなので初対面のときは挨拶だけでしたが、(撮影地の)京都に入ったら自然に同じ空間を共有できました。しのぶさんのスタッフのかたへの接し方が素敵で、出会えて良かったと思います」とニッコリ。一方の大竹は、「私も本当に楽しかった。素晴らしい女優さんだし、あえて無理せずに自然とそこにいられることがうれしかった」と振り返った。その大竹演じる陽子と結婚する15歳年下の研二に扮した桐谷は、「全然違和感なかったです。もともと大好きでしたし、もっと好きになった。どれだけ骨の髄まで抱きしめられるか、どれだけ愛せるかをやりきれた」と胸を張った。

さらに、桐谷は大竹の好きな部分を「たくさんありすぎて言えない。理由ってないんですよね。理由があることには終わりがある。大好きなんです。本当に大好きなんです」と情熱的にアピール。方や大竹は、「人を好きになるのに理由はない。人生は子どものためのものではなく、私の人生。こんなヤツですけど、仲良くやっていきます」と独特の言い回しで、劇中さながらの雰囲気を演出してみせた。

ヒット祈願をした特大ケーキも登場し、呉監督が入刀するはずだったが、宮崎と大竹も急きょ加わり、全員でそろって入刀していた。宮崎は、「ソラニン」でも共演して気心の知れた桐谷が暴走気味なのを見て「たまに会うと、すごくいい人なんです。だから、たまーに会いたいですね」と明かし、場内の笑いを誘っていた。

オカンの嫁入り」は、9月4日から全国で公開。

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