べネチア映画祭開幕作品はナタリー・ポートマン主演スリラー

［映画.com ニュース］　第67回べネチア国際映画祭のオープニング作品が、ナタリー・ポートマン主演最新作で、ダーレン・アロノフスキー監督の心理的スリラー「ブラック・スワン（原題）」に決定した。ワールドプレミア上映となる。

同作は、ポートマンをはじめウィノナ・ライダー、バンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシーらが出演。ライバルの仕掛けたワナにはまってしまうダンサー（ポートマン）を主人公に、ニューヨークのバレエ界を描く。コンペティション部門への出品となり、9月1日のオープニングセレモニーで上映される。同映画祭は、9月11日まで。

アロノフスキー監督は、「あの歴史あるレッドカーペットを歩くのはとても光栄ですし、ベネチアの素晴らしい観客の前でプレミア上映できて（キャストも）とても喜んでいます」と語っている。これで、「ファウンテン　永遠につづく愛」「レスラー」に続き、3作連続で同映画祭コンペ部門でのプレミア上映。2年前に上映されたミッキー・ローク主演の「レスラー」は、同映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した。