「告白」興収22億目前 松たか子が子役3人を称賛

2010年6月28日 12:54


中学生役3人、「中島監督は怖かった」と口をそろえた
中学生役3人、「中島監督は怖かった」と口をそろえた

[映画.com ニュース] 中島哲也監督の最新作「告白」の大ヒット舞台挨拶が6月27日、東京・シネクイント渋谷で行われ、主演の松たか子、子役の西井幸人藤原薫橋本愛、中島監督が出席した。

6月5日に全国266スクリーンで封切られてから3週連続で首位を堅守し、27日までに観客動員165万9055人、興行収入21億6472万人を記録した。26、27日の2日間で動員21万888人、興収2億8938万円を稼ぎ、公開から3週目に入っても前週比100.3%と、R15指定の作品としては異例の興行展開だ。

公開からベールに包まれてきた、物語のカギを握る少年A、B、少女Aの3人が初めて顔をそろえたこともあり、場内は熱気ムンムン。中島監督は、「この3人に人気があることを初めて目の当たりにして、撮影現場ではただのヘタクソでしたけど、(映画のヒットの要因に)この3人の力も多少なりともあったのかなと実感しています」と笑わせた。

一方の松は、「この3人を含む37人の生徒たちは、想像もできないオーディションと厳しいリハーサルを乗り越えたつわものども。頼もしいし、私が彼らに刺激をもらって負けないように思わせてくれて原動力になった」と称賛。これには橋本は、「すごく優しいし、あこがれの女優さんです」とはにかんだ。

そんな橋本を、中島監督は「現場ではクールだったが、岡田(将生)くんが来たときだけニコニコしていた」と暴露。「そんなことないです! もう、言わないでくださいよ」と反論したが、「ものすごく好きだったんだと思う。僕はあんな優しい笑顔、見たことない」と一蹴してみせた。松も「私も見たことないです」と便乗し、場内を爆笑に包んでいた。

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