松田翔太&高良健吾、ハンマーでブロック塀を一撃粉砕

2010年6月3日 20:21


松田翔太が迷走する日本の現状を打ち壊す
松田翔太が迷走する日本の現状を打ち壊す

[映画.com ニュース] 松田翔太の主演最新作「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の完成披露試写会が6月3日、東京・新宿ピカデリーで行われ、松田と共演の高良健吾安藤サクラ新井浩文大森立嗣監督が舞台挨拶に立った。

同作は、孤児院で兄弟のように育ち、現在は解体作業現場で働くケンタ(松田)とジュン(高良)が、劣悪な労働環境や理不尽なイジメといった閉そく的な現実を打ち壊し、ケンタの兄がいるという北を目指して旅に出る青春ロードムービー。

松田は、「感情がストレートに出ていて、最近、自分でもそういうことがなかったので気持ちが良かったし、彼らのストレートな生き方が気に入った。すごくシンプルで政治的な意味とかもない。そのあたりを感じてもらえれば」とアピール。大森監督は、「ハードな映画。最近ゆるい映画が多いので、たまにはグサッと突き刺さってみるのもいいのでは。それでも人生は続くから楽しんで。退陣した鳩山首相もこの映画を見て、何かを感じてほしい」と訴えた。

一方、新井はケンタとジュンをいじめる先輩を演じ、「めちゃくちゃ嫌な役だけど、本当は嫌な人間じゃないんで。普段は2人とも仲良いですよ。翔太とはつきあいが長いので、共演できるのはうれしかったけど、いじめなくちゃいけないので緊張した」と円満をアピール。劇中、新井演じる先輩の車をケンタとジュンがハンマーで破壊する場面があり、松田と高良は劇中で使用のハンマーを使用し、映画さながらにブロック塀を一撃で粉砕するパフォーマンスも披露。松田は、「僕たち壊すのは得意なんで(笑)。映画のこんな感じを感じてほしい」と話した。

ケンタとジュンとカヨちゃんの国」はリトルモア配給で6月12日より全国で公開。

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