マイケル・ジャクソン財団が、シルク・ドゥ・ソレイユと大型契約
2010年4月22日 11:33
[映画.com ニュース] 故マイケル・ジャクソンさんの遺産を管理するマイケル・ジャクソン財団が、カナダのエンターテインメント劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」と大型契約を結んだことが明らかになった。
遺産を共同管理する弁護士ジョン・ブランカ氏が米TMZ.comに語ったところによれば、2011年秋に開幕するシルク・ドゥ・ソレイユの第一公演は、マイケルさんの追悼式が行われたロサンゼルスのステイプルズ・センターを含む北米各所を巡演。マイケルさんのヒット曲や伝説のダンスをフィーチャーした、シルク・ドゥ・ソレイユらしいアクロバティックな内容のショーになる。第二公演は2012年にラスベガスで開幕し、3Dに重点を置いた演劇的な公演になる模様。
マイケルさんは生前、シルク・ドゥ・ソレイユの大ファンで、「スリラー」の舞台化を希望していたという。サンタモニカに設置されたテントでシルク・ドゥ・ソレイユの舞台を初めて鑑賞した後、モントリオールにある劇団本部まで足を運んだそうだ。劇団代表のダニエル・ラマー氏は、「彼(マイケルさん)は自分も曲芸師だと語っていた。彼はアーティストとして、パフォーマンスに視覚効果を加える素晴らしい才能を持っていた」と振り返る。
公演にかかる経費と利益はシルク・ドゥ・ソレイユとマイケル・ジャクソン財団が二等分し、財団にはさらに楽曲使用料が支払われる。これにより、財団はかなりの額を受け取るものと見られている。この公演にジャクソン一家が関与する予定はないが、マイケルさんの母キャサリンさんは「私たち家族は、シルク・ドゥ・ソレイユがこのような華々しい形で息子に賛辞を送ってくれることに感激しています」とコメントしている。