ヒース・レジャー、11年前の熱唱映像を“発掘”

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［映画.com ニュース］　故ヒース・レジャーさんの全米デビュー映画「ヒース・レジャーの恋のからさわぎ」のDVDが、2月17日に発売される。これに先立ち、レジャーさんが劇中で披露してジル・ジュンガー監督が大絶賛した歌唱シーンの一部と、撮影当時のインタビューが入った映像が“発掘”された。

レジャーさんは08年1月に28歳の若さで急死したが、その後、「ダークナイト」のジョーカー役でアカデミー賞助演男優賞を戴冠。同作は、レジャーさんの主演作としては唯一、日本でDVD化されていなかったことで知られている。

男嫌いで毒舌家の姉と、アイドル的存在の妹が通う高校を舞台に、レジャーさんは学園のはみ出し者で、姉のカトリーナを口説き落とすパトリックを演じた。同作はシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」を原案としており、ジャンルを超えたヒット曲が全編にわたって散りばめられている。

初公開される映像では、ノリノリで走り回り名曲「君の瞳に恋してる」を熱唱しているレジャーさん。インタビューでは、カトリーナを口説くための最終手段だといい「まさに捨て身だよね。僕も恥をしのんで全員の前で歌ったよ。歌ったのも踊ったのも久しぶりだった」と終始笑みを浮かべていた。

くしくも遺作となってしまったテリー・ギリアム監督最新作「Dr.パルナサスの鏡」は、現在公開中。アメリカでの俳優生活の原点ともいうべき「恋のからさわぎ」で、若き日のレジャーさんが浮かべる無邪気な表情は見逃せない。