「グリーン・ホーネット」悪役に、タランティーノが発掘した52歳俳優が決定

2009年9月16日 12:00


言葉の魔術師、今度は東欧なまりの英語?
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[映画.com ニュース] ミシェル・ゴンドリー監督のアクションコメディ「グリーン・ホーネット」(2010年12月公開)の悪役に、オーストリア人俳優クリストフ・ワルツが決まった。出演予定だったニコラス・ケイジがクランクイン後に降板し、後任探しが急がれていた。

米LAウィークリー紙の映画コラムニスト、ニッキ・ファンケのブログHollywoodDeadlineによれば、ワルツが演じるのはチャドノフスキーという名の正体不明の悪役になるようだ。共演は、昼は新聞社社主ブリット・リード、夜はマスクを着けたスーパーヒーロー、グリーン・ホーネットを演じるセス・ローゲン。その右腕でカンフーの達人カトーに扮する台湾の人気俳優兼歌手ジェイ・チョウ(「カンフー・ダンク!」)。リードの秘書役のキャメロン・ディアスら。ワルツが共演陣とどのような対決を繰り広げるのか注目が集まる。

現在52歳のワルツは、やはり悪役としてクエンティン・タランティーノ監督の戦争映画「イングロリアス・バスターズ」(11月20日日本公開)で、残忍な将校ハンス・ランダ大佐を演じている。ドイツ語、フランス語、英語を駆使する才能が高く評価され、その存在感や高い演技力は主演ブラッド・ピットを脇役に追いやるほどで、今年5月にはカンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞した。また同作は、世界各国で大ヒットを記録しており、ワルツは米アカデミー賞レースへの参戦も期待されている。

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