ジャッキー・チェンがアクション封印で悪役に挑戦!「新宿インシデント」
2009年3月27日 12:00
[映画.com ニュース] ジャッキー・チェンが製作・主演を務めるクライム・ドラマ「新宿インシデント」のジャパンプレミアが、3月26日、東京・新宿の新宿トーアにて開催され、PRのために来日したジャッキー・チェンをはじめ、共演の竹中直人、加藤雅也、拳也が登場した。
舞台挨拶では、4月7日に55歳の誕生日を迎えるジャッキーを祝福するため、同作で共演した子役・庵原涼香ちゃんがサプライズ登場。涼香ちゃんを撮影中にずっと抱っこして可愛がっていたというジャッキーは、彼女からバースデーケーキと手紙を渡され大感激だった。
本作は、恋人を追って中国から日本に密入国した男(ジャッキー・チェン)が、新宿・歌舞伎町の裏社会でのしあがっていく姿を描く。これまでにないダークな役柄に挑んだジャッキーは、「僕がアクションをやってない初めての映画。新しいジャッキー、初めてのジャッキーを見て欲しい」とアピール。同作では製作も手がけたが、「撮影前に監督から『現場では口を出すな』と言われた(笑)。一番苦労したのは、現場で座ったまま何も出来なかったことかな」と振り返った。
一方、ジャッキーとの共演について聞かれた竹中は、「ジャッキーは日本語のセリフを全然覚えなかった。僕は必死で中国語を覚えたのに……」と暴露したが、ジャッキーからすかさず「竹中さんの中国語も全く分からなかった」と切り返されタジタジ。さらに舞台挨拶後のマスコミ取材でも、「(竹中と)食事に行く約束をしたのに、電話しても繋がらず1度も行けなかった」と不満をもらすジャッキーに、竹中が「お互い様だ」と応じたりと2人は舌戦を繰り広げ、最後には竹中がブルース・リーのモノマネでジャッキーに襲いかかって“夢の対決”を果たしていた。
「新宿インシデント」は5月1日より全国公開。