ギレルモ・デル・トロ監督、新作「ヘルボーイ」のクリーチャーを語る

2008年12月19日 12:00


シルエットがイカシてます
シルエットがイカシてます

[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」の前章「ホビット」の製作準備で多忙なギレルモ・デル・トロ監督が、最新作「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」の魅力を語った。

前作「パンズ・ラビリンス」がアカデミー賞で撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の3部門受賞(ノミネートは6部門)の快挙を遂げて、一躍ハリウッドの人気監督の仲間入りを果たしたデル・トロ監督。今回の「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」でも、デル・トロ監督が大好きな異形のクリーチャーたちが大活躍する。

「僕が映画監督になったのは、レイ・ハリーハウゼンの『アルゴ探検隊の大冒険』(63)を見て、もっとクリーチャーが見たい!と思ったから」というデル・トロ監督。その言葉通り、赤い肌にツノと尻尾を持つ悪魔のようなルックスととてつもない怪力の持ち主ながら心は純粋なヘルボーイと、半魚人ような外見でヴィヴァルディの音楽を愛する相棒エイブが、ヌアダ王子とテレパシーを持つ双子の妹ヌアラ王女、黄金に輝く世界最強の軍団ゴールデン・アーミー、巨大な森の神エレメンタルらと、人類の存亡をかけた戦いを展開していく。

デル・トロ監督の生み出すクリーチャーたちはみな独特の美を備えているが、彼が明かしてくれたそのこだわりはシルエット(輪郭)。「普通なら、クリーチャーを造形する時はどんな部位を持っているかというところから発想することが多いと思う。口が大きいとか、羽があるとか。でも、僕の場合はまず全体のシルエットで考えるんだ。クリーチャーの美しさはシルエットで決まると思っている」。その成果はスクリーンで確認したい。

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」は09年1月9日公開。

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