中村勘太郎が禅の境地でベジタリアンに?「禅 ZEN」完成披露イベント

2008年12月18日 12:00


名役者の父・勘三郎からも太鼓判
名役者の父・勘三郎からも太鼓判

[映画.com ニュース] 歌舞伎界のスター、中村勘太郎が映画初主演を果たした映画「禅 ZEN」の完成披露イベントが、12月17日に東京・築地の浜離宮朝日ホールで開催され、中村勘太郎内田有紀高橋惠子高橋伴明監督が舞台あいさつを行った。

本作は、乱世の鎌倉時代を舞台に、孤高の僧侶として名高い道元禅師の生涯に迫る歴史ロマン。幼い頃に母(高橋)を亡くした道元(中村)が迷える人々を救うため、真の教えを説いていく姿を四季折々の情景と共に描き出している。

今回、映画初主演で道元を演じた中村は「運と縁に導かれ、この作品に参加できたことは幸せで誇りに思っている」とコメント。撮影中は道元のストイックな生き方に感化されたようで、「撮影中は怒ったりイライラするという感情がまったく出てこなかった。お弁当を選ぶときも肉を食べる気分になれず、お酒も断っていた」と語り、煩悩(ぼんのう)もすっかりなくなっていたと振り返った。また、完成した作品を父親の中村勘三郎と共に鑑賞したそうで「誇りに思っているよとメールが来ました。カッコいいことしやがるなと(笑)」と父子の仲の良さが垣間見えるエピソードを明かした。

一方、遊女として生きながら後に道元と出会い出家するヒロイン、おりん役を演じた内田は「高橋監督から業(ごう)まみれの人間を演じてほしいと言われて、それなら出来ると思いました」とコメントし、これまで以上に振り幅の大きい役どころに「すごく気持ち良かった」とこちらも女優として新たな境地に達した様子だった。

禅 ZEN」は1月10日公開。

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