脚本無しで9カ月間の撮影!「エグザイル/絆」主演2人が来日会見

2008年11月4日 12:00


こうして並ぶと、歌手のEXILEみたい!
こうして並ぶと、歌手のEXILEみたい!

[映画.com ニュース] 12月公開のアクション映画「エグザイル/絆」(ジョニー・トー監督)のPRのため、主演のアンソニー・ウォンフランシス・ンが来日。2日、東京・銀座のホテル西洋銀座にて記者会見を行った。

本作は香港映画界の巨匠トー監督が、中国返還前夜のマカオを舞台に、裏社会で生きる場所を失った5人の男たちの絆と戦いを描いたハードボイルドアクション。トー監督の代表作のひとつ「ザ・ミッション/非情の掟」(99)の正式な続編ではないが、トー監督は続編のつもりで撮っていたという。

「ザ・ミッション」同様、本作でも主演を務めた2人は、約9カ月続いた本作の撮影について「この映画では脚本どころか、ストーリーすらなかった。撮影時は(監督から直接指示がないため)、毎日共演者から『今日は何やるんだ?』と聞かれたので、『ここはマルボロのCMのように飛ぶ』『ここはグッチのモデルのように歩く』など適当なことを指示していた。とにかく毎日が驚きの連続だったので、今はもう何に対しても驚きません」(ウォン)、「やはり9カ月間の拘束というのは他の仕事も出来ないし、とてもつらかった。だけど、僕ら以上に香港市民もつらかったと思う。なぜなら、ロイ・チョン、ラム・シュを含む僕ら4人は香港のノワール映画を支える俳優なので、僕らの拘束期間は香港でノワール映画が一切作られなかったわけですから(笑)」(ン)とそれぞれに笑いを交えて振り返った。

最後に「本作の主人公たちと同じように侠気あふれる行動をとれるか?」と記者から聞かれるとウォンは、「冗談は止めてください」と日本語で返そうとしたが上手く話せずに、会場の笑いを誘っていた。

エグザイル/絆」は、シネマスクエアとうきゅう、シアター・イメージフォーラムほかにて、12月より全国ロードショー。

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