藤原竜也、松田優作のための映画に主演。「カメレオン」完成セレモニー

2008年7月1日 12:00


舞台の藤原とは違う新たな顔を見せる
舞台の藤原とは違う新たな顔を見せる

[映画.com ニュース] 今は亡き松田優作のために書かれた30年前の脚本が、藤原竜也を主人公に迎え映画「カメレオン」として完成。その記念セレモニーが6月30日、東京・新宿の新宿バルト9で行われ、劇場バルコニーから主演の藤原竜也、ヒロインを演じた水川あさみ、そして監督の阪本順治が現れると、会場からは歓声が上がった。

本作は怠惰な日々を過ごしていた青年達がある国家機密を知ってしまったことで次々と命を狙われ、たった1人残された主人公・野田伍郎(藤原)が復讐に立ち上がるというクライム・アクション。

「もともと舞台で培った才能を持っていて、違うことをやってみたい、変えたいと本人が望んでいた」と阪本が語る通り、藤原が今回演じたのはダークなアウトローという今までとは異色の役柄。「タイトルからヒントを得て多種多様な顔を見せようと意図した」と言う阪本に対し、藤原は「とにかく撮影は大変だった。監督に色々な顔を見せてくれと言われたので試行錯誤で挑戦した」と語り、アクションで生傷が耐えなかったものの、「監督とのやり取りはとても刺激的で楽しく演じることが出来た」と新たな手ごたえを得た心境を語った。また、水川も藤原について「集中力がすごい。いろんな引き出しが開いていく感じ」と讃えた。

今回、積極的にプロモーション活動を行う藤原だが、「自分でどんどん宣伝をやっていこうとしたら、今日でなんと102回目。大変で何度かくじけそうになったが、150回目指してまだ頑張ります」と本作への思い入れの深さを垣間見せた。7月5日から全国ロードショー。

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