ベネチア映画祭オープニングは、G・クルーニーら出演のコーエン兄弟新作!
2008年4月30日 12:00
[映画.com ニュース] 「ノーカントリー」で今年のアカデミー作品・監督・脚色賞に輝いた、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の新作スパイコメディ「バーン・アフター・リーディング(Burn After Reading)」(9月12日全米公開)が今夏、伊ベネチアで開催される第65回ベネチア国際映画祭のオープニング作品に選ばれた。4月28日、映画祭事務局から発表された。
同作は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコビッチが出演するコーエン兄弟によるオリジナルのオフビートコメディ。タイトルは「読後焼却すべし」という意味で、元CIAエージェント(マルコビッチ)が記録した回顧録をひょんなことから手に入れた2人のあくどいスポーツジム従業員(クルーニー&ピット)が売り払おうとしててんやわんやになる騒動を描く。また、オスカー女優のティルダ・スウィントンとフランシス・マクドーマンド(ジョエル・コーエンの妻)が脇を固める。
今年のベネチア映画祭は8月27日に開幕するが、その夜に監督含め出演者全員がレッドカーペットに集結する予定だという(映画祭は9月8日まで)。現時点で、同作がコンペ作品か、特別招待作品かは不明。昨年、クルーニーとスウィントンは「フィクサー」で、ピットは「ジェシー・ジェームズの暗殺」でベネチア映画祭を来訪しているが、コーエン兄弟は03年の「ディボース・ショウ」以来となる。なお、第65回ベネチア映画祭全ラインナップは7月末に発表される。