お騒がせ女優リンジー・ローハン、カルト教祖の伝記映画に出演!

2008年3月31日 12:00


もっとマシな役を選べばいいのに
もっとマシな役を選べばいいのに

[映画.com ニュース] 昨年の主演作「I Know Who Killed Me」が第28回ラジー賞で不名誉な8冠を受賞、自身も3冠に輝き、今後の女優業に暗雲たれこめるリンジー・ローハンが、60年代末のカルト教団の主宰者チャールズ・マンソンを描く伝記映画「マンソン・ガールズ(Manson's Girls)」への出演契約を結んだと米E!ニュースが3月27日報じた。同作は「モンスター」(シャーリーズ・セロンのアカデミー主演女優賞受賞作)のブラッド・ワイマンがプロデューサー。監督および共演者は未定。

チャールズ・マンソンは、1969年8月8日深夜、当時のロマン・ポランスキーの妻で、妊娠8カ月だった女優シャロン・テート殺害事件で有名。マンソンは自ら殺害に加わらなかったが、彼の信奉者3名がテートを含む5名を殺害した実行犯として逮捕され、マンソンも71年に死刑判決を受けた。翌72年にカリフォルニア州で死刑制度が廃止されたことから、マンソンは終身刑となって、73歳になる現在もカリフォルニア刑務所で服役中。ミュージシャンのマリリン・マンソンが悪のシンボルとしてその名を拝借していることはあまりに有名だ。

リンジーが演じるのは、ロサンゼルス郊外マリブの裕福な家庭の出身ながら16歳で家出し、マンソンのカルト集団に参加し集団生活を送っていた“ファミリー”の一員であるナンシー・ピットマンだという。彼女はシャロン・テート殺害事件の実行犯ではないが、事件後にマンソンとともに殺害現場を訪れ、証拠隠滅に協力したのではないかという疑惑が持たれ、その後刑務所送りになっている。

リンジーは、「チャプター27」でもジョン・レノン殺害犯マーク・デビッド・チャップマンの恋人役を演じていた。

この出演に関して、リンジーの父マイケル・ローハンは「私は本当のところ、彼女を成功へと導くような作品で映画に復活してほしんだが」と、米アス誌に不満をぶちまけている。

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