松下奈緒が初主演完成に笑顔を爆発！「未来予想図」披露試写会

［映画.com ニュース］　ドリカムの愛称で親しまれているポップグループDREAMS COME TRUEのラブソングの名曲「未来予想図」「未来予想図II」をモチーフにして映画化した「未来予想図／ア・イ・シ・テ・ルのサイン」が完成。10月3日、東京・台場のZepp東京にて完成披露試写会が行われ、主演の松下奈緒、竹財輝之助、原田泰造、関めぐみ、弓削智久、藤井美菜、加藤雅也、石黒賢、松坂慶子、蝶野博監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、大学時代からの恋人同士のさやか（松下）と慶太（竹財）の恋愛を軸に、親子の絆や普遍的な愛、夢を追うことの大切さを描いたハートウォーミングストーリー。

初主演を飾った松下は「昔からドリカムが好きでした。まさか自分がこの映画に携わって、さやかという役を演じられるとは思っていなかったので、今は感無量です」と笑顔で語ると、「この映画には温かいものがあります。今日は、横にいる大切な人と手を繋いで帰ってください」と、詰めかけた約1000人の観客に、温かいラブストーリーであることをアピール。ドリカムの歌にある「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」として登場する、オートバイに二人乗りしてヘルメットを5回ぶつけ合ったり、車のブレーキランプを5回点滅させたりする場面が見どころだという。

一方、アントニオ・ガウディに憧れて建築家を志し、スペイン・バルセロナに赴任する慶太を演じた竹財は、スペインでのロケを振り返って、「この映画に出演する前からガウディの作品には興味があったので、スペインに行くのを楽しみにしていました」と語り、バルセロナではオフの日も、同行した加藤雅也と一緒に、劇中に出てこない他のガウディ作品を楽しく見学したことも明かした。竹財はまた「スペインの風景と空気感が皆さんにも伝わればと思います」ともう一つの見どころを交えて語った。

また当日は、ドリカムの「未来予想図」パート3となるニューシングル「ア・イ・シ・テ・ルのサイン／わたしたちの未来予想図」のリリース日。試写会ではシークレットゲストとしてドリカムが参加し、映画主題歌でもある同曲を歌う予定だったが、ボーカル吉田美和の夫だった末田健さん（享年33）が先月26日に急逝したため、出席を見合わせた。

映画「未来予想図／ア・イ・シ・テ・ルのサイン」は10月6日より全国公開。