スピルバーグ監督がベトナム反戦運動を描く政治映画に挑戦!

2007年7月17日 12:00


「ミュンヘン」を超えるか?
「ミュンヘン」を超えるか?

[映画.com ニュース] 現在「インディ・ジョーンズ4」を撮影中のスティーブン・スピルバーグ監督の新作候補が浮上している。スピルバーグは、ドリームワークスが近く製作する「The Trial of the Chicago 7(シカゴ・セブン裁判)」の監督を希望していると、米バラエティ紙が報じた。

“シカゴ・セブン”とは、1968年8月のイリノイ州シカゴで行われた民主党全国大会でベトナム反戦デモを行い、逮捕され起訴された7名のこと。7人の中にはイッピー(青年国際党支持者)のアビー・ホフマンやジェリー・ルービン、ブラックパンサー党のボビー・シールらがおり、この裁判ではノーマン・メイラー(ノンフィクション作家)やティモシー・リアリー(サイケデリック・カルチャーの教祖)など数多くの著名人が弁護側で発言して注目を集めた、68年当時の世相を表すアメリカ史の大事件と言える。

脚本は、人気TVシリーズ「ザ・ホワイトハウス」の製作総指揮と脚本を担当したアーロン・ソーキン。このたびドリームワークスと映画3本の脚本を執筆する契約を結んだ彼にとって、本作がその1作目になる。

ちなみに、ソーキンの最新作は、米CBSの報道番組「60ミニッツ」の元プロデューサー、ジョージ・クライルによるノンフィクション小説を脚色した作品で、トム・ハンクスジュリア・ロバーツ共演、マイク・ニコルズ監督のユニバーサル映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(Charlie Wilson's War)」(12月25日全米公開)。

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