金城武、撮影現場で毎日飲んだくれ?「傷だらけの男たち」会見
2007年7月5日 12:00
[映画.com ニュース] 「インファナル・アフェア」の製作チームが再結集した新作「傷だらけの男たち」の来日記者会見が7月4日、ラフォーレミュージアム六本木(東京・六本木)にて開かれ、主演の金城武と監督のアンドリュー・ラウが出席した。
「傷だらけの男たち」は、ある殺人事件を通して各々が抱える心の傷に向き合うことになるベテラン刑事ヘイ(トニー・レオン)と、彼の元部下の私立探偵ポン(金城武)という2人の男を主人公にしたサスペンス。「ディパーテッド」同様、レオナルド・ディカプリオ主演でハリウッド・リメイクも既に決定している。
金城が演じた探偵は、恋人に自殺されたショックで酒浸りの毎日を送るという人物で、劇中で飲んでいるお酒も全て本物だという。そのため、現場には常時ウイスキーなどの酒類が用意され「何はともあれ『早く飲め』という感じだった」と語る金城は、「監督に『もっと飲め』とか『今日はそのくらいでいい』とか酒量をコントロールされてました(笑)。酔いすぎて演技できなくなってもダメだし、酔いが足りなくて演技が嘘っぽくなってもダメで、(飲む量は)監督にお任せしてました」と苛酷な撮影秘話を披露。「おかげで酔っ払いの演技には少し自信がつきました」と語った。
金城のそんな告白を聞いた監督は「いっぱい飲ませてしまってすまなかった(笑)」と謝りながらも「たくさん飲ませたのは、それまでの君を捨てさせ、新しい金城武が見たかったから」と真意を語り、「次回作でもまた一緒にやろう」とねぎらった。金城武の酔いどれぶりが注目の「傷だらけの男たち」は、7月7日全国公開。