「かもめ」スタッフ&キャストが南の島に再結集した「めがね」

2007年7月4日 12:00


与論島にはゆる~い風が吹いてます! (左から)加瀬亮、市川実日子、小林聡美、もたいまさこ、 荻上直子監督、光石研
与論島にはゆる~い風が吹いてます! (左から)加瀬亮、市川実日子、小林聡美、もたいまさこ、 荻上直子監督、光石研

[映画.com ニュース] 「かもめ食堂」(05)のスタッフとキャストが再び集結し、南の島の海辺を舞台にゆったりとした人間模様を描く「めがね」。7月2日、東京・新橋のスペースFS汐留にて完成記念特別試写会が行われ、主演の小林聡美市川実日子加瀬亮光石研もたいまさこ荻上直子監督が舞台挨拶を行った。

映画は、小林演じる旅人タエコがたどり着いた海辺の宿を舞台に、男女5人の交流が描かれており、撮影は3月から4月にかけて奄美諸島の与論島で行われた。「かもめ食堂」に続いて主演を務めた小林は、撮影について「私の役はリラックスできないという設定だったが、島はマイナスイオンとα波の嵐で、ここでリラックスしないでどうするんだという環境。そんな中で皆が和気あいあいと撮影できた」と話す。

また、タエコを追って島にやってくる青年を演じた加瀬も、「撮影前はやる気十分で島に向かったが、着いてから最初に目にしたのが、もたいさんとヤギが散歩しているところだった(笑)。その瞬間に自分の中で何かが飛んでいってしまった」と、撮影の外での面白エピソードを暴露。これを受けたもたいは、「私も加瀬君のように、東京にいるときは(役作りについて)ああでもないこうでもないと色々考えていた。でも島に一歩入った瞬間、“全ては無駄なんだ”と感じた。それからはヤギと散歩したり、100円均一でいらない物を買い集めたり(笑)。ぜひ皆さんも一度(与論島に)行ってみてほしい」と、島の不思議な魅力を語った。

最後に荻上監督から、「映画全体にゆるい風が流れたらいいなと思って作った作品。気持ちよく見て気持ちよく帰ってもらいたい」とメッセージが贈られた。

めがね」は9月22日よりロードショー。

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