ベルリン映画祭短編コンペ部門、31年ぶりに日本作品が出品
2007年1月30日 12:00
多数のTVCM、ミュージックビデオなどを手がける映像製作会社teevee graphicsの小島淳二とラーメンズの小林賢太郎がコンビを組んだユニット「NAMIKIBASHI」の手がける短編「謝罪」が、2月8日から開催される第57回ベルリン国際映画祭の短編コンペティション部門に出品されることになった。76年「彫る/棟方志功の世界」が金熊賞を受賞して以来、ベルリン映画祭の短編コンペティション部門に日本作品が出品されるのは31年ぶりとなる。
「謝罪」は、NAMIKIBASHI監督・脚本による、日本の伝統を外国人の目で先入観たっぷりに描いた短編集「THE JAPANESE TRADITION/日本の形」(3月2日DVD発売/発売:アスミック・エース、販売:角川エンタテインメント)の中の一編で、会釈や土下座の違いなど、文字通り日本流の謝罪の仕方を説明する内容。今年は長編コンペティション部門への日本映画の出品はなく、本作が唯一のコンペティション部門出品作品となる。5年前の「千と千尋の神隠し」に続き、日本に金熊賞をもたらすか期待がかかる。