天才対天才。「デスノート」は主演陣の演技が見物
2006年4月25日 12:00
“そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ”という衝撃的な設定で、週刊少年ジャンプで連載が始まるや大人気、既刊10巻の販売累計が1400万部を突破した大人気コミック「デスノート」が実写映画化される。去る4月20日には、グランドハイアット東京(東京・六本木)にて製作報告会見が行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、瀬戸朝香らのキャストと金子修介監督が出席した。
大人気コミックの実写映画化、しかも主人公の夜神月(やがみ・らいと)を演じることについて藤原は「難しい役柄だなと思いました。天才が故に感情を表に出さないので、透かした芝居だと思われないか心配でした。そのさじ加減は危険かつ微妙なのですが、今回は感情表現を少し豊かにすることを心がけました」とコメント。一方、主人公を追いつめる“L”を演じる松山ケンイチは「僕はジャンプで連載当時から読んでいました。非常に面白かったのですが、現実世界だとしたら月(らいと)とも“L”とも友達にはなりたくないですね。映画化は難しいと思っていたのですが、実際、自分が“L”役を演じることになり、どうすればいいのかずっと悩みながら台本を読んでいました」とコメント。藤原、松山双方とも孤高の天才を演じるのは苦労したようだ。
映画「デスノート」は6月17日に前編が、10月に後編が公開される。