ジャッキー・チェン、タッカーのわがまま発言に物申す
2005年7月12日 12:00
クリス・タッカーが2000万ドル(約22億円)という高額の出演料を蹴り、「ラッシュアワー3」の製作は中止になったが、タッカーは出演料以外にも法外な要求をしていたことが、共演者のジャッキー・チェンの証言で明らかになった。
ジャッキー・チェンがカナダのマクリーンズ・マガジン誌に語ったところによると、タッカーはハリウッドでも一流監督にしか与えられないファイナルカット権(完成作の最終的な編集を、自分の思いのままにしていいという契約)を要求していたという。また、ジャッキーに「なんでも好きなことを要求しろよ」とそそのかし、ジャッキーが「何もない」と答えると、「連中は俺たちを利用してたくさん儲けてるんだ。取り戻さなきゃだめだ」と叱られたという。
ジャッキーは、タッカーを「良い友人だ」としながらも、「彼はまだ新人だ。映画界のことはゆっくり学んでいかなくちゃね」と、ベテランらしい苦言を呈した。