昔「ロミジュリ」今「マザー・テレサ」。オリビア・ハッセー来日
2005年6月21日 12:00
その生涯を貧しい人々のために捧げてノーベル平和賞を受賞するなど、今なお世界から敬愛されるマザー・テレサの半生を描いた映画「マザー・テレサ」の主演を務めたオリビア・ハッセーが来日し、6月20日、セルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)にて記者会見を開いた。
オリビア・ハッセーといえば、フランコ・ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」(68)でジュリエットを演じ、世界を魅了した伝説の女優。80年代には布施明と結婚生活を送り、日本でも大変な話題となった。そんな彼女は、20年前からマザー・テレサの生き方に感銘を受け、いつかマザー・テレサ役を演じたいと切望していたそうで、「今回の役はマザーからの贈り物だと思う」と話した。「ある日突然オファーがきて、撮影開始まで1週間しかなかった。けれど、私は20年前から彼女に関する文献を読んだりドキュメンタリーを観たりして、心の中で準備をしていた。一番大切にしたのは、マザーの思いやりや強さ、慈悲の心を表現することです」
オリビアはこの日、自身でデザインした衣裳を身にまとって登場。今後ブランドを立ち上げ、その売り上げはマザー・テレサが設立した「神の愛の宣教者会」に寄付されるという。「マザー・テレサ」は今夏、シャンテシネほかにて公開。