マイケル・ムーアが、反抗的な大学生に奨学金を支給
2005年4月26日 12:00
「華氏911」のマイケル・ムーア監督が、20日、「言論の自由奨学金」を創設すると発表した。対象となるのは、カリフォルニア州立大学サン・マルコス校で学校側に抵抗した大学生たち。
ムーア監督は、米大統領選挙直前の昨年10月、同校の生徒会からキャンパスでの講演を依頼されていたが、カレン・ヘインズ総長は「政治的すぎる」という理由でこれを禁止。生徒会はこれに反発し、キャンパス外で1万人を集める反対集会を開いた。招待されたマイケル・ムーアは、演説の際、大学に抗議した学生の勇気をたたえて自ら奨学金を支払う約束をしていた。
「言論の自由奨学金」の対象は、「生徒の権利を守るため、学校側にもっとも抵抗した学生」で、応募者は自分がいかに大学に抵抗したかを2ページ以内の手紙にアピールして、オンライン提出する。受賞者2名には、年間2500ドル(約27万円)を、少なくとも4年間支給するという。