オーランド・ブルーム見参!「キングダム・オブ・ヘブン」会見
2005年4月19日 12:00
05年のサマーシーズンの幕開けを飾る、リドリー・スコット監督の歴史大作「キングダム・オブ・ヘブン」のPRのため、スコット監督と、大作初主演となるオーランド・ブルームとエバ・グリーンが揃って来日。4月13日、東京・新宿のパークハイアット東京にて記者会見を行った。
今作で、中世のエルサレムを救うために十字軍の戦いに参加することになる鍛冶屋を演じたオーランドは、「前回リドリーと組んだ『ブラックホーク・ダウン』ではヘリコプターから落とされる役でした(笑)。ですが今度は主演で再びリドリーのような巨匠と組むことが出来て、本当に光栄に思ってます。リドリーは俳優の才能を最大限に引き出し、素晴らしいインスピレーションを与えてくれる本当に類まれな監督です」と巨匠を持ち上げた。
そのリドリー・スコット監督は、本作がイスラム教徒に対してどのような影響を与えるかという質問に対し、「十字軍の映画だからって、何の問題もないよ。私は『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』、そして本作でもモロッコで現地クルーを雇って撮影したが、彼らは非常に協力的だった。2000人くらいのクルーのうち1000人以上が現地クルーで、あとのクルーはヨーロッパ人だったけど、非常にチームワークがよく『どうして、(イスラム教徒もキリスト教徒も)このように仲良く出来ないのだろうか?』と思ったものだ。だから、私が一番問題だと思うのは、何も知らずに勝手に騒ぎ立ててる西側諸国のタブロイドだと思うね」とコメントし、作品のテーマについても触れた。
また、今回オーランドの相手役として抜擢されたエバ・グリーンはオーランドについて「セクシーかつチャーミング。でも普通の人間臭さも持っていて、地に足が着いている感じがするわ」と主演男優を持ち上げていた。「キングダム・オブ・ヘブン」は5月14日全国ロードショー。