「ザ・リング2」で世界のナカタが凱旋会見。次はトムとのコラボ
2005年4月12日 12:00
前作に続き、全米で大ヒットを記録しているジャパニーズ・ホラー「ザ・リング2」の完成披露試写会が、4月8日、東京・有楽町の有楽座(旧ニュー東宝シネマ)で行なわれた。上映後、中田秀夫監督が登壇し、凱旋記者会見を行なった。
全米公開後、取材でヨーロッパなどをまわって、ようやく東京にたどり着いたという監督は「やはり作品がヒットしているというのは気持ちいいもんです。でも、日本が一番最後の公開になりますから、正直怖いですよね」と笑いを交えながら挨拶。また、「観客に言われて気付いたのは、この映画のサマラがパート1のサマラよりも日本版の『貞子』に似ていることなんですが、確かにそうなんですよね。無意識にそうしていたのかもしれません」とコメント。
そして、ハリウッドデビューについての感想は「いい映画を作るというスピリットは日本もハリウッドも変わりませんよね。しかし、ナオミ・ワッツとシシー・スペイセクに囲まれてモニターを見ているときは夢見心地でした」と語り、憧れの土地で監督する喜びをかみ締めていた。
今後はトム・クルーズがリメイク権を獲得した「the EYE/アイ」のハリウッド版を製作予定。契約などがまとまれば、夏ごろにはクランクインするという。「ザ・リング2」は6月18日全国ロードショー。