スコセッシ&ディカプリオが黒澤作品をリメイク!
2005年2月15日 12:00
黒澤明監督の「酔いどれ天使」(48)のリメイク企画が、ハリウッドで進行していることが明らかになった。企画開発をしているのは、レオナルド・ディカプリオの製作会社アッピアン・ウェイと、マーティン・スコセッシ監督の長年のパートナーであるプロデューサー、バーバラ・デ・フィーナで、マーティン・スコセッシが監督するディカプリオ主演作として準備が行われている。実現すれば、「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」、そして、まもなくクランクインする「インファナル・アフェア」のリメイク「ザ・ディパーテッド」に続き、4度目のコラボレーションとなる。脚本は、「グラディエーター」「アビエイター」の脚本家ジョン・ローガンが担当する予定。
「酔いどれ天使」は、戦後の闇市を舞台に、結核にかかった若いチンピラ(三船敏郎)と飲んだくれの医師(志村喬)との交流を描いた作品で、ディカプリオは三船が演じたチンピラを演じる予定。
スコセッシ監督は熱烈な黒澤ファンとしても知られており、「夢」(90)にはゴッホ役として出演を果たしていた。またスコセッシ監督は、遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫)の映画化も検討中とのこと。