クリスマスに東京が大停電する映画
2004年12月21日 12:00
03年の8月にニューヨーク及びアメリカ北東部で起った大規模な停電にインスパイアされ「もしクリスマスに東京に大停電が起ったら」というコンセプトの元、製作されることになったという「大停電の夜に」。12月21日、六本木アカデミーヒルズ(東京・六本木)にて本作のプロジェクト発表記者会見が行われ、監督・脚本の源孝志(「東京タワー」)、ジャン=ピエール・ジュネ、ヤン・クーネン監督らと共にフランス映画界で活躍する撮影監督の永田鉄男、脚本家の相沢友子、プロデューサーの荒木美也子(「雨あがる」「阿弥陀堂だより」)が来場した。
来年初頭に公開される「東京タワー」で映画デビューを飾り、本作が2本目の劇場映画となる源孝志監督は「14人のキャラクターが東京の人物の代表となってスクリーンに登場し、すべての世代の人が14人の中の誰かしらに感情移入できる作品になっている」と語り、脚本の相沢友子は「もし、大停電が起こらなかったら、知り合うことのない関係」というのを念頭において書いたとコメント。永田鉄男撮影監督は「初めはリアリズムで画を作ろうと考えていたが、真っ暗の中で撮影するということは無理なので、ある程度ファンタジー的な作品になりそう」と作品の全体像を明かした。
気になるキャストには豊川悦司、田口トモロヲ、吉川晃司のほか、原田知世、寺島しのぶ、井川遥、宇津井健など。現在すでに撮入しており、来年1月にクランクアップ、同年クリスマスに公開予定だ。