「2046」の現場で、キムタクをリラックスさせたのは?
2004年10月19日 12:00
アジアスターの豪華共演が実現しながらも、完成までに5年を要し、今年のカンヌ映画祭ではフィルムの到着が上映時間に遅れるというハプニングも起こったウォン・カーウァイ監督最新作「2046」。同作の日本公開にあたり、10月19日、記者会見が東京・新宿のパークハイアット東京で開かれ、主演のトニー・レオン以下、木村拓哉、チャン・チェンが出席した。
なんといっても、日本では木村拓哉初の海外進出作として注目を集めている本作だが、当の木村は「海外だからとか、日本だからといったことより、このような作品に出演するタイミングに恵まれたことが何より」とし、「(国の内外にこだわらず)物作りに情熱を持った人と仕事を出来ることが幸せだと思う」と述べた。既に国際的な俳優として活躍してるトニーは、木村を「彼はとても順応性が高く、すぐに上手にこなした。それにとてもチャーミングでエネルギッシュだ」と称したが、それに対して木村は「撮影開始当初、まだ落ち着いていなかった自分をリラックスさせてくれたのがトニーで、彼は表現者としても人間としても尊敬している」と返していた。10月23日より全国ロードショー。