悪魔の子供にそっくり？の俳優が来日

アメコミ界の巨匠マイク・ミニョーラ原作の同名作品を、「ミミック」や「ブレイド2」で知られ、現在「デビルズ・バックボーン」が日本公開中のギレルモ・デル・トロ監督が映画化したゴシック・アクション大作「ヘルボーイ」。本作のPRのためタイトルロールを演じ、映画初主演を果たしたロン・パールマンと共演のセルマ・ブレアが来日。9月2日、東京・新宿のパークハイアット東京にて記者会見を開いた。

第2次大戦中、ナチスの陰謀により、冥界より強大な力とともに生まれた悪魔の子供ヘルボーイ。そのヘルボーイにあまりにも容貌が似ているために、ロン・パールマン主演ということにこだわって本作を作ろうとしたというデル・トロ監督だが、製作までには実に7年を要したという。そんなデル・トロ監督の熱い思いをよそに、「自分ではなく他の大スターが主演をして作られるだろう」と殆どあきらめていたというパールマンだが、「今は映画が完成し、とても貴重な機会に恵まれていると思っているし、ギレルモの情熱には頭が下がる」と監督に敬意を表した。

またヘルボーイが恋焦がれるヒロイン、リズを演じたセルマ・ブレアも「私もヘルボーイにはロンしかいないと思っていました。そして、今回私が演じたリズも監督が原作コミックの小さい役を大きく膨らませてくれた役なので、私だけしか演じることが出来ない特別な役にしたいわ」とシリーズ化に向けての意気込みを語っていた。「ヘルボーイ」は10月1日公開。