19世紀にタイムスリップ!?「スチームボーイ」ジャパンプレミア
2004年6月29日 12:00
日本アニメ界の巨匠・大友克洋が、9年の歳月をかけて完成させた冒険活劇「スチームボーイ」のジャパンプレミア試写会が、6月27日に開催された。19世紀イギリスを舞台に、主人公の発明少年レイが冒険を繰り広げる本編にちなみ、当時の雰囲気を残す横浜赤レンガ倉庫(神奈川・横浜)が会場となった。
当日は主要キャストである鈴木杏と小西真奈美が19世紀風にドレスアップし、馬車に乗って登場。集まった1000人近い見物客に笑顔を振りまきながらレッドカーペットを歩くと、大きな歓声が上がった。続けて横浜赤レンガ倉庫内のホールで行われたプレミア試写会には、大友監督と、アメリカから駆けつけた音楽のスティーブ・ジャブロンスキーが加わり、鈴木、小西とともに舞台挨拶に登壇。「メッセージ性やテーマ性もあるが、それよりもエンターテインメントとして楽しんでもらえれば」と監督が挨拶した。なお、この日はアメリカから来日した音響スタッフのために英語字幕付きの本編が上映されたが、エグゼクティブ・プロデューサーの渡辺繁氏によれば、来年のアカデミー賞を狙い、全米では12月に公開。吹き替えの俳優にはハリウッドの有名スターが候補になっているとのこと。日本では7月17日より全国ロードショー。